―どんなにちいさくとも、しごとをつみかさねてゆく
しごと? あそび、
あそび といって いいかもしれない、いや
いいたいのだ
あそびはのこらない。
「またあした」「またあした」
〈あしたはまたこないかもしれない、〉
またこないかもしれないあした
けれどたしかにあった
「明日また」といってわかれていった足たち、
その足痕のおと―
(丙)